まちこの幸せレシピ

管理栄養士、ナチュラルフードアドバイザー、食生活アドバイザー。元料理教室講師、現小学校給食の調理員。食事は毎日の幸せに繋がる。毎日のちょっとした幸せと美味しいご飯。そんな毎日を綴っています。

食事をゆっくりする。これが一番の癒し。


働いている小学校も夏休みに入り、夏休み期間中全く働かない訳ではないけどいつもよりはゆっくりできる予感。
長い休みなんてほんと久しぶりだし、会いたい人にも会ってしたいこともして楽しみたいなと思います。




昨日は朝がゆっくり出勤だったので久々に旦那と朝ごはん。
頂き物の煮干しの出汁パックを使って出汁を取った玉ねぎとわかめと豆腐のお味噌汁。
おかずに魚を焼いて炊きたての白ご飯と一緒に。
たった15分くらいの調理時間でできた朝ごはんがすごく美味しく感じました。



実は美味しいものってすぐに美味しさを感じるのではなくって、少し時間が経ってから味を感じる。



出汁を取って作ったお味噌汁を食べたときにそう思いました。
時間がない時はインスタントのお味噌汁に頼りがちだけれど、インスタントは食べた瞬間にキツめの塩気で味を感じる。
でも出汁を取った味噌汁は食べた瞬間では無く、後から風味が出てくる。
お汁を飲みこんだ後に感じた煮干しの味が美味しかったな〜。ちょっとした幸せ。




旅行に行って旅館で食べた地産地消の食べ物とかって時間をかけて味わって食べる人が多いと思う。
旅行っていうゆっくりした時間の流れのせいもあるかもしれないけれど、ほんとに美味しくてすぐに飲み込みたくないんだもん。
噛みしめれば嚙みしめるほど野菜の味とかお肉の旨味が出てきて、いつもより多く噛んじゃうんだもん。笑




調味料や添加物でごまかしているものはしっかり噛んだ後に味が無くなるか、変化が無くずっと同じ味。
ほんとに美味しい料理って、時間をかけて食べるからこそ美味しい。しっかり噛んだ後も旨味が残るし、変化があってどんどん素材の味が濃くなる。こんなものなんだと私は思います。





玄米とかも同じで、苦手な人も多いけど噛めば噛むほど甘みが出てきてほんとに美味しいんです。



でも昔に比べて忙しい人が増えて、今は食事に時間をかけなくても美味しく感じるインスタントとかファーストフードのようなのが増えてきてちょっと寂しい...。
たまにはいいんだけれど、仕事のときとかの忙しさは忘れて家ではゆっくりと時間をかけて出汁の味とか素材の味に触れる。そんな時間を過ごすだけでも気持ちが穏やかになるので是非お試しあれ。笑



忙しくてなかなか料理できない方は出汁パックで出汁を取った味噌汁がオススメ。あとは食費をそんなにかけれない方は週に一回だけでも少しお金をかけて良い素材の国産の肉や魚を買ってみるのもいいかも。(私も庶民派なので毎日高いお金かけてるわけじゃないです。笑)



時間をかけてゆっくりと味を感じたくなる、そういう料理を作れるようになれたらいいなと思います。まだまだ先の話だな...。





昨日は旦那がパスタ作ってくれました。


パスタのセンス抜群。
美味しかった幸せ!
夏休み期間中はお互いゆっくり過ごそうね!